柏原さん脱退前のライブでこの数ヶ月後に佐藤さんが亡くなってしまったので実質フィッシュマンズのラストライブ映像。
自分はフィッシュマンズをミュートビート、じゃがたらなんかと同列のバンドだと思っている、ダブであったりアフロビートであったりを上手く取り込んで日本人の音楽をしている、ただ上記の2バンドよりもポップスへの強い傾きがあるおかげで数々の人に愛され惜しまれるバンドなのだと思う。
この映像はそのポップス面よりも音に対する狂気にも近い執着が強い、人によっては少し恐怖すら感じるだろう。
佐藤さんの時折見せる表情は悲しそう寂しそうとは違った負の力を感じさせる。
ラストの「long season」が40分超えの長尺、息を飲むとはこのことだ。
佐藤さんが今も生きていたら音楽を続けていたのだろうか...