イッテルビウム中田

ファブリックの女王のイッテルビウム中田のレビュー・感想・評価

ファブリックの女王(2015年製作の映画)
5.0
自分用メモ🇫🇮
・劇中劇。全体的にセットは簡素。余計な情報が遮断され、世界観に没入できた。
・男性社会や大量生産に真っ向から挑戦するアルミ・ラティア。彼女を美化せず、気性が激しく不倫や酒に溺れる人間くさい側面も描く。
・アルミを演じる手法を模索する中で、ミンナはアルミの抱える複雑な内面に気づく。
・演技や演出は特別なものではなく普遍的なものである。

・余談だが、渋谷のBunkamuraでは例年フィンランド関連の展示がされている。マリメッコの展示も過去にあった。
・フィンランドのアートは柔らかい曲線美、シンプル、そして機能的なことが特徴的で自然から着想を得たものが多い。魅力の虜である。