キモっ！キモキモっ！って思ってたら、1時間半あっという間だった。キモくて、イタくて、面白かった！
つまるところ、純愛って大きな勘違いのことなのかな。絶対マヤちゃん、ファザコンだし、禁断の関係に燃え上がっちゃってるし(生徒と教師、不倫、友だちのお父さん)、一時の感情でしかないのに、自身の感情を永遠の純愛だと勘違いしている。でもそれが純愛の本質なんだ、と冷めた視点からこの映画は指摘している気がする。「逃避行したい」とかシチュエーションに酔いすぎててめちゃくちゃシンプルにキモイもんね！
あと、役者さんが全員上手くて、長回しの会話とかリアル感がすごい。ここまでナチュラルな会話だと聞いてるだけでも心地いい。そして、やっぱりいつも気だるげだけど、テンションがあがるとスグきれちゃう岸井ゆきのちゃんが好き。
最後に、絶対これポスターのデザインおかしいだろ！内容が刺さる層と、このポスターデザインで惹かれてやってくる層とは違うだろうな...。宣伝の苦労も分かっているつもりだけど、モヤモヤします！！
