たけぞう

シークレット・ロードのたけぞうのレビュー・感想・評価

シークレット・ロード(2014年製作の映画)
3.0
私の大好きな俳優ロビンウィリアムズの最期の作品。
でも、もしロビンウィリアムズじゃなかったら評価は大きく変わっていたと思います。
同性愛を扱っている作品ですが、同性愛じゃなくても観る人によって別のテーマが代入できると思います。
"仲の良い夫婦"の会話の中に生じる妙な距離感が印象的で、時間が経つにつれどんどんまとわりついてくるような緊張感が充満してきて少し休ませてほしいくらいでした。
本当の自分を上手く出せない、押し殺してしまうような人はより重たくズッシリくる映画です。
人々を笑顔にしてくれていたロビンウィリアムズ自身も、心の奥底ではあんな葛藤をして毎日を生きていたのでしょうか。

「ブレイキングバッド」でソウルグッドマンを演じていたボブ・オデンカークが主人公ノーランに親身な友人役として出演していますが、彼が関わると主人公が軒並み傍若無人になって夫婦関係が崩れていきますね。
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