AB型の末っ子

ハンガー・ゲームのAB型の末っ子のレビュー・感想・評価

ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)
4.5
「素晴らしきハンガーゲームへようこそ!
(Happy Hunger Games!)
運が常にあなたの味方でありますように!
(And may the odds be ever in your favor!)」

新作「ハンガー・ゲーム0(ザ・バラッド・オブ・ソングバーズ・アンド・スネイクス)」の為、シリーズ再鑑賞!

これも中学生くらいに父が好きで円盤揃えていたのを観てハマり、映画の後は原作小説まで読破しました。

やっぱり、この「ハンガー・ゲーム」というコンセプトと、ジェニファー・ローレンスの弓矢のかっこよさが最高なんですよね。

まず、「ハンガー・ゲーム」1作目ですが、カットニス役はジェニファー・ローレンスで、ピータがジョシュ・ハッチャーソン、ゲイル役はリアム・ヘムズワース(クリヘムのめちゃそっくりな弟w)、他にも、ウディ・ハレルソン、エリザベス・バンクス、スタンリー・トゥッチ、ドナルド・サザーランドなどベテランも。ちなみに、「この娘どこか変だ」でお馴染みのエスター役イザベル・ファーマンも結構おいしい役で登場してますw

ジェニファー・ローレンスは、「ハンガー・ゲーム」シリーズと新「X-MEN」シリーズで惚れましたねw
演技の振り幅がとても広くて、今作みたいな情緒不安定、なのに勇気たっぷりのサバイバーを演じながら、スパイやヴィラン、最近ではふざけ倒したコメディまでいける名女優です!
特にこのシリーズでは怖がったり、慌てる表情と怒った時の表情は素晴らしいです。
まさに「炎の少女(Girl on Fire)」。

シリーズ最後まで観てると、ピータ推しちゃいますねw
まだ幼さが残る、笑顔の素敵なジョシュ・ハッチャーソンは可愛過ぎるてっ!!
ピータ、優しいが故に実らぬ恋が可哀想…。

一方のゲイルは、それこそ、最後まで観てると、なかなか複雑な心境になりますね…w
それにしても、クリヘムそっくりw

ウディ・ハレルソン演じるヘイミッチ、初登場は列車のシーンですが、小説では確か刈り入れの時で、酔っ払ってステージから落ちる場面があったのですが、このシーンは是非観たかったなぁ…。それにしても、ウディ・ハレルソン珍しく髪多いので気付くの遅くなりましたw

ストーリーは、基本的に小説に忠実ですが、ゲイルの恋心が追加されていたり、ピータの父親がカットニスに別れを告げる所やヘイミッチ落下がカットされていたり、あとはマネシカケスのブローチをくれた人が闇市のおばあさんではなく市長の娘だったりと、所々変えられてはいますね。

一度映画を観てて、原作小説も読んでる身としては、プリムの代わりに名乗り出たところやルーとお花畑、ピータとカットニスの過去回想シーンなど、胸にグッと来るシーンは、小説よりも泣かせに来るぐらい素晴らしかったです。

一方で、どうしても気になったのが、戦闘シーンのカメラワーク。めちゃくちゃブレまくるし、何が起こってるのかよくわかんない…。
それと比べて、第12地区の外れにある湖とジェニファー・ローレンスのワイドショットや、キャピトル、闘技場の森を映してるときはとても芸術的で綺麗だったから、得意不得意があったのかもしれませんね。

あと、個人的にもやもやしてる所は、ゲームの終盤に出てきた大型犬的な怪物は、原作では死んだゲームのプレイヤーたちを改造して怪物にしていた、という衝撃というか恐怖展開があるのですが、映画ではそこまで描いてませんでしたね…。

個人的には、もっとインパクトがあっただろうな、とは思うものの、そこまでやるとやり過ぎな気もするので、十分だったかなぁ、というもやもやです…。やるとしても、CGが大変だったかもしれないな、とも思いますね。

最新作の「ハンガー・ゲーム0」の原作小説「少女は鳥のように歌い、ヘビとともに戦う」も既に読んだのですが、今作でもスノーが第12地区に関して言及していて、ちょっと興奮しましたw

新作では、過去作「ハンガー・ゲーム」のオマージュも結構多くて、予告だと、ジェニファー・ローレンスの皮肉っぽいお辞儀をレイチェル・ゼグラー演じるルーシー・グレイがしていたり、サントラでもレイチェルの「首吊りの木」が入っていたり、嬉しいポイントが多くて楽しみです!

公開日まで10日切ったので、楽しみに待ちます!
ハッピー・ハンガー・ゲーム!!