韓国の「怪しい彼女」、中国の「20歳よ、もう一度」と作られてきて、2度目のリメイク。それでも結構楽しめた。
韓国版が登場したときは、とにかく衝撃を受けた。監督のファン・ドンヒョクは前作で、聴覚障害者のための学校の児童が、教員たちから暴行や性的虐待を受けていた、いう実話を映画化した「トガニ 幼き瞳の告発」を発表していたからである。
この暗い話題の作品の次にコメディーを監督する多才さに感心したのである。
さて、日本の多部未華子主演版だが、韓国版のしゃれたラストを再現しているのは良かった(中国版にはなかったため)。
ただし冒頭の30秒は不要で、主人公が若返って、どんな姿で出てくるかというヴィジュアル面での楽しみを奪われた感じ。
また、オリジナルもリメイクも、ヒロイン役の役者が自分の歌声を披露しているのもウリのひとつだが、歌唱力の点でもオリジナル版が最高だった気がする。
