突如世界各地に現れた宇宙船、その意思を探るべく軍に雇われた言語学者が未知の生命体と向き合っていく。
エイリアン物でスキップされがちな言語問題が扱われた映画だと聞きワクワクしながら鑑賞。
未知の言語の作り込みはしっかりとしていて、そのうえ美しく、ここの研究シーンが存外あっさりと流されてしまったのは惜しかったです。
とは言いますが、そもそも言語の研究内容ではなく、未知の文明がもたらす変化に応えていく人々の営みにこの映画の魅力があったのだと思いました。
主人公は穏やかだけど熱意に溢れていて、ひたすら丁寧に歩み寄ろうとする姿勢に憧れます。