メッセージの作品情報・感想・評価

メッセージ2016年製作の映画)

Arrival

上映日:2017年05月19日

製作国:

上映時間:116分

ジャンル:

3.8

あらすじ

突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。謎の知的生命体と意志の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、“彼ら”が人類に<何>を伝えようとしているのかを探っていく。その謎を知ったルイーズを待ち受ける、美しくそして残酷な切なさを秘めた人類へのラストメッセージとは―。

「メッセージ」に投稿された感想・評価

Sae

Saeの感想・評価

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The Sapir whorf hypothesis
文化人類学的な視点から見てみた

時の流れは一直線っていう考え方ひとつの文化に過ぎないのかもなぁ
ずっと緊迫した映画でした。
理解するとこから始めようって教えてくれた気がします。

もう一回観て考えたくなる映画でした。

このレビューはネタバレを含みます

【2001年宇宙の旅】のように人類の進化を促すエイリアンと【未知との遭遇】のようにコミュニケーションを取る言語学者ルイーズ・バンクス(エイミー・アダムス)の物語。

派手さはありませんが、巧みなストーリーテリングと壮大なビジュアルで、「話す言語によってその人の世界観や考えが決定づけられる」という、小難しい【サピア=ウォーフ仮説】をスマート且つエモーショナルに描いたSF映画の傑作です。

エイリアンの言語の解析シーンにやたらと主人公のフラッシュバックが入るので、エイリアンは記憶を通じてコミュニケーションを取る生物だと思っていたら、フラッシュバックは過去ではなく未来を描いたものだと気付かされ、それはエイリアンの言葉を理解する事によって起きる現象だと気付かされ、それによってエイリアンは過去・現在・未来を同時に認知できる四次元の生物だと気付かされる、気付きの連発にシビれました。

エイリアンの目的は三千年後に起こる自分たちの危機を人類に救ってもらうために、自分たちが使う三次元の文字を伝え、自分たちと同じ四次元の存在に人類を進化させ、三千年後まで生き残らせる事。
確かに、エイリアンの言語を完全に理解できれば、未来の出来事を完全に理解でき、危機を回避できると思うのですが、それは宿命論に縛られて人生を送る事だと思います。
離婚するとわかっている男と結婚し、早死にするとわかっている娘を産む主人公の人生にも、子供の頃から早死にするとわかって生きる娘の人生にも、私は希望を感じられませんでした。人は死んでも記憶の中では生き続けるので、娘を産まずに娘に出会えない人生よりも、娘を産んで娘と別れる人生を選択する方が素晴らしいと言いたいのでしょうが、むしろ、私には選択の存在自体感じませんでした。選択という希望を失った人類は三千年後まで生き残れるのでしょうか…色々考えさせられますね…

【ジョジョの奇妙な冒険】の信者である私は、時を無限に加速させるスタンド【メイド・イン・ヘブン】によって、時を極限まで加速させ、宇宙に終焉と新たな開闢をもたらし、全人類に未来を経験させ、あらゆる悲劇や絶望の前に【覚悟】ができる一巡した世界に到達させた第六部【ストーンオーシャン】のラスボス【プッチ神父】を思い出さずにはいられませんでした。

エイリアンの文字も、エイリアンのデザインも、娘の名前(Hannah)も、娘の記憶で始まり、娘の記憶で終わる映画の構造も、そこに流れる音楽(Max Richterの【On the Nature of Daylight】)も、全てが円環構造…お見事です。

ちなみに、北海道への宇宙船が飛来は【コンタクト】へのオマージュとみて間違いありません。こんなゴリゴリのSF映画がヒットした理由がばかうけの効果だったらどうしよう…
まる

まるの感想・評価

4.1
未知との遭遇は、これくらい穏やかであってほしい。
本当に人間以上の知的生命体がファーストコンタクトを取ってくるのなら、この映画のように攻撃性を露わにするのは、
人間の方だろうと共感しました。
原作「あなたの人生の物語」を読んでからの鑑賞。言語学と時間と思考が融合した科学書みたいな小説で、どうやって映像化するんだろうと思っていたけど、映画はすごい!むしろ映画だからこそ、時間を扱う物語がうまく活きているよう。
あき

あきの感想・評価

3.5
ある日、突然大きな物体が地上近くに浮遊してきた。彼らとの接触を試みる言語学者と謎の●●●。
タイトルの『メッセージ』が人類に伝えたいこととは…。
迫力のあるシーンは映画館で見たかったな。
Kaveshore

Kaveshoreの感想・評価

4.1
現在と未来の、生活のシーンは冷色系の画面 基地でのシーンは、防護服やライトなど暖色系が基調 宇宙船内でのシーンはモノトーン
yoshis

yoshisの感想・評価

2.7
かなり難解な映画。主人公は未来を予見できるってこと?子供が亡くなるのはUFOが来た後ってこと?
ixSSExi

ixSSExiの感想・評価

3.6
言葉は最大の武器映画

コミュニケーションは複雑だけど、ちゃんとおこなえれば、難しいことはないよ。

みたいな?ごめんなさい、私には難しくて分からなかったのが正直な話です。

カンガルーについての豆知識は本当なのかな??
防護服のオレンジ色は"2001年宇宙の旅"、セリフの北海道はジョディー・フォスターの"コンタクト"、フォレスト・ウィテカーは、"スピーシーズ 種の起源"を思い出した。地球外生命体の形は、"宇宙戦争"のトライポッドと"地球が静止する日"のゴートを彷彿とさせた。SF好きには、かなりよかった。
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