絵面的には地味な映画です。特にインターステラー等の展開が激しいSF映画を観た後だと、より「え、こんなもん?」と思ってしまいます。
ただ、地味ながらも終始観ていて飽きない密度の高い映像になっています。時折挟まれる回想シーンが、深い。。。客観性について考えさせられました。
映画のつくりそのものにも当てはまる時間軸の考え方や、ストーリー構成の完成度や、ラストシーンのメッセージ性は映画史に残るかと。
背景としてあるキリスト教の宗教観などが分からないと、腑に落ちない点もありますが、SFでありながら「運命」をテーマにした名作です。