さすらい農場

男と女 IIのさすらい農場のレビュー・感想・評価

男と女 II(1986年製作の映画)
3.4
ー 映画には作者はいない
ただ重労働と多少の奇跡があるだけ ー
    パスカル・ジャルダン〈序文〉

前作より20年後の二人
重ねた年月は二人を変えた
フラッシュバックで蘇る[あの日の真実]
再び揺れる男と女のダバダバダ

前作は、過去が男女を戸惑わせた
本作は、未来が男女を迷わせる
愛は[幻]で映画は[虚構]
だがどちらも[力]があると信じてる
セルフオマージュと[映画]へのラブコール
80年代感+なぜかサスペンスを加味

男と女の荒野は先行き不透明
複雑で険しいからこそ、二人でいる意味がある

50年後の続編では[無かったこと]にされてる不遇の続編だが、もう一つのその後の物語として味わい深く、作ってくれて有難うと思える逸品☆