ハギマニア諸島

アントマン&ワスプのハギマニア諸島のレビュー・感想・評価

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)
3.5
作風も各キャラの個性も前作から変わらずしっかり踏襲しており、バラエティに富んだアクションシーンには相変わらず目を奪われる。IWやキャップシリーズみたくシリアスな作風も出来れば、今作のようなコミカル路線も熟せる。
ユニバース誕生以来10年が経ち、本作は記念すべき20作目の作品とのこと。ハイレベルな単作を量産するマーベルの強さを改めて実感させてくれた作品でした。

流石マーベル屈指のコメディ路線を走るシリーズ。笑えるシーンがてんこ盛り。後ろに座ってた女性が噎せるくらい笑ってました。笑

ただ前作の方が個人的には好きかなぁ。
今作の核である「量子世界に消えた母を見つける」方法がイマイチよくわからないし、てかそもそも量子世界が齎す影響がよくわからない。その為、各キャラが必死になって頑張っている熱量にイマイチ感情移入が出来ない。
あと個人的に残念だったのが、スパイ映画顔負けの前作の研究所潜入のようなシーンがなかったこと。小さくなるという特殊能力を最大限に活かしたシーンであった為、そんな展開が無かったことは少し残念でした。


とは言うものの、インフィニティウォー不在のアントマンが、その時何をしていたのかが明らかになったこと、そして来たるアベンジャーズ完結編の期待値をさらに高めるシーンがしっかりと用意されていたことは嬉しかった。

取り敢えず引き続き来年5月までは死ねません。