金曜ロードショーにて2回目の鑑賞
初めて映画館で見た時モヤモヤしたポイントが2つあったのだが、今回は寝ても次の朝もスッキリしないほどの更なるモヤモヤを感じてしまった。これってnot for me映画ってコト...?!の一言で済む話なので語ることは無駄かもしれんが吐き出さないとスッキリしないので書く
1つ目はミゲルの意志を全く尊重せずギターを破壊するまでしたが、なんとなく最後まで不問にされている家族たち 素敵な音楽のちからで有耶無耶にせずちゃんとミゲルに謝罪するシーンが欲しかった
2つ目はデラクルスの扱いとミゲルの手のひら返し 確かに殺人はダメだが今まで自分に音楽のモチベーション与えてくれた存在に対してそんなに簡単に割り切れるものだろうか 白か黒かで断罪する展開に納得いかない
この映画最初はミゲルが主人公なんだけど、なんだか途中からヘクターとココの再会が話の中心になって、ミゲルの目的もミュージシャンになりたいから家族を何とか再会させてあげたいに変わって行くんですよね
音楽というものが結局、自分のためではなく家族のためのものになぜかすり替わっているように感じる それは確かに美しいのかもしれないが、家族という一種の共同体に個人の意志も夢も吸収されていくようなグロテスクさを感じる。この世には実際毒親に苦しめられている人もたくさんいると思うし普通に一人一人が自分のために生きることが真の幸せなのではと思う。
見ながら、毒親、洗脳、呪い、こども家庭庁...という不穏なワードが脳にチラついてしまった
自分だったらギター破壊されたら普通に一生恨むんだが...
他にも、あの世とこの世に関する設定に血縁関係の家族がいない人はあの世でも苦労するよ!っていう脅迫めいたメッセージを感じてしまった 血縁家族を持つ人だけが特権を持つあの世は絶対に歪んでいると思う。光ってて綺麗かもしれんが人によっては地獄じゃんねって思っちゃった 人は死んでも尚平等になれないのか
あの家族もミゲルがグレたりしたらまた音楽禁止令出しそうな危うさがあるよな
子供個人の意志を尊重できる世界であって欲しいし
やっぱりこども家庭庁はこども庁に名前を戻すべきだと思うね
全体的に主語がでかいレビューになっちゃったかもね
おわり