しげさん

Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密のしげさんのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

企業も環境影響を避けて通れない昨今のご時勢、ふとした話のタネから紹介された作品でした。
畜産の影響、特に牛の生育過程では飼料を栽培要地開拓の為の森林破壊、排泄物などから生じるメタンガス、必要な水、等々相当な資源を犠牲にして、漸く一頭の成牛になる。
その影響は化石燃料による発電や自動車の排気ガスと匹敵する規模だそう。
保護団体はこの事実をあからさまには公表しない、畜産業界のスポンサードを受けているからだ。
この様な話が終始展開される映画。
内容が真実かどうかはさておき、情報を見極める能力が問われる時代になったことを痛感させられます。
我々はメディアの発信する内容を鵜呑みにして、思考停止していないか。
最近であれば、「石炭火力反対」を受けて苦労する企業を日々のニュースで目にするが、
我々一人ひとりが食肉を多少でも意識して減らすだけでも相当な環境貢献できるのだという事実から目を逸らしていないか。
誇張のある内容と思うが、色々考えさせられる一本であった。上っ面でESGを提唱する大人にはなりたくない。
しげさん

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