GODZILLASAURUS

キングコング:髑髏島の巨神のGODZILLASAURUSのレビュー・感想・評価

4.5
「米国のキング・オブ・モンスター見参!」

日本、いや世界の怪獣王ゴジラと戦わせるためには新しいアメリカの王が必要!
ということで、ただのデカいゴリラじゃなくて、怪獣としてのキングコングがしっかり描けている秀作怪獣映画。星4.5
個人的にはゴジラvsコングまで観た段階で、モンスターバース内で好み上位にくる作品。

同じバースのゴジラ2014ではゴジラの出演シーンが短い、戦いシーンが暗すぎてよくわからないという個人的に不満な点もあったが、本作ではそれを思いっきり解消してきた。
初っ端からコングを出し、敵怪獣も適度に見せ、最後の戦いは明るい中で!
怪獣の出し方は満点に近いかもしれない。
コングもスカルクローラーも適度に動きを止め、間を作って魅せるところはしっかり見せ、殴り合いの戦いはスピード感を見せるという感じで、監督のセンスをすごく感じる!
ヘリの見せ方やそれらに抜群に合うアメリカンロックを流すタイミングも最高。
夕日と怪獣という、日本が生み出した最高の組み合わせもしっかり取り入れており、若い監督ながらセンス抜群で今後が楽しみ。
大ダコvsコングなんて完全に日本作品リスペクト!

監督がインタビューで、自分たちの世代が観たいものをとにかく作ったと言っていたので、同世代の私の感性にもろに突き刺さってきた。

ただし、コングや敵怪獣のスケール感が割と小さくて残念なことと、コングvsサミュエルはちょっと雑な演出だと感じた。
スカルクローラーのデカいやつも小さいのと少しデザインを変えても良かった気がする。

最後にこれだけは言いたい。
本作最大の見所は本編ではない!
エンドロール後、地球最大の決戦が始まる!!
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