キングコングシリーズはちゃんと観たことがなかったので、予備知識はほぼゼロながらすごく楽しめた。
コングの規格外の迫力もさることながら、時折見せる繊細な表情や行動はとても魅力的だった。正直コングが現れるまでウトウトしていたけど、島上陸で一気に眠気が吹っ飛んだくらいのインパクト。
あとはただひたすらトム・ヒドルストンがカッコいい映画。英国訛りカッコよすぎ。ブリー・ラーソンもかわいい。ジョン・C・ライリーもかわいい。
全体としては余計なものをひたすら削ぎ落としてコングというキャラクターを掘り下げつつ、人間vs怪物の構図には収まらないストーリー展開がとてもわかりやすくてスッと入ってきた。
時代背景を考えると幾らでも複雑にできそうだ(し個人的には凝った設定の方が好みではある)けど、最後まで観ると敢えてシンプルにテーマを絞ったのかな?という感じ。
そしてまさに文字通り最後がクライマックス。キャストだけではなく『アイアンマン』を彷彿とさせるところもマーベルっぽい。とてもよいです。