出生時に寿命や今後患う病気などがわかり
詳細に伝えるそのシステムは、
機械的で人生何が起きるか
わからないからこその
楽しみがあるんじゃないかなぁと
考えさせられた。
でも一方では、
分かりきっているからこそ
何かをしなくては行けないと締切に
必死に考え、
挑戦できるのかなとか思ってみたり。
そして、当時伝えられた寿命や
持病に負けず夢を必死に
追っていく姿に当時予告されてしまった
状況を覆してしまう
世界観がすごいなと思った。
主人公ジェローム自身が持つ健康状態では、
到底無理な宇宙飛行士だが、
それを夢に持ちなんとしてでも
(偽装をしてでも)
実現させてしまう執着とも言える
考え方にも、カタチは違ったとしても
本気の姿勢ってこぉいうことなんかなぁとか思ったりして。
途中、事件の容疑がかかってしまう時、
殺人は起こしてないが、
別の意味で追い込まれる時、
すごくハラハラした。
警察関係がそれか!?とつながった時
なるほどねぇ~とおもしろく思った。
でも最後の終わり方がちょっと腑に落ちない点があって…
推定寿命に、打ち勝ったと思えばいいのかその後が気になる。
旅に出ると言い残した、
本物ジェロームは切ないなぁって思った。