差別の基準が遺伝子レベルになるという末恐ろしい近未来の話
遺伝子に必死に抗おうとするけど、結局は自分次第というメッセージ性
とても良い映画です
追っ手から逃げてる最中のアイリーンとのフェンスの影が映えるキスシーン、ラストシーンのロケットの中でヴィンセントの顔にかかる光と影、
影を使った画がすごく印象的で綺麗でした
ジェロームが警察に「障害者じゃないのか?」って訊かれた時に、「地球とはおさらばだ!」って逆上するのは、いつの間にかヴィンセントの夢が自分の夢になっていたから余計熱がこもったんだろうなぁ
"障害者=不適正者"って意味だとすると、ジェロームが「不適正者でも土星に行けるんだよ!」ってヴィンセントの為に怒ってるようにも取れる
ラストシーンは青い部屋の炎とロケット発射の炎がリンクしてて、切ないながらもお洒落な終わり方