ビョーキノオタク

ガタカのビョーキノオタクのレビュー・感想・評価

ガタカ(1997年製作の映画)
3.0
遺伝子操作で優秀な子供を産むのが当たり前になった近未来で、遺伝子操作を受けずに生まれた主人公が、職業差別を受けるんだけど、努力と根性でエリートになる話。

おおすじだけ辿ればこんな説明になってしまうけど、
「生まれた瞬間から何ができて何ができないか決めつけられた人生」
「悪い点ばかり注目して良い可能性には期待しない」
といった、家族問題とか社会差別とかの問題提起をしている映画でした。

自分にとって居場所のない地球から逃げたいために宇宙飛行士を夢見た主人公。
劣った遺伝子を努力で埋めて宇宙飛行士になって、いざ宇宙へ
って時になって、身近な極少数の人だけが彼の存在と努力を認めて、肯定していることが終盤で明らかになって、
あれほど逃げ出したかった地球に未練が残すって構図も良かった。