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アズミ・ハルコは行方不明のりのレビュー・感想・評価

アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)
4.2
変わりばえしない日常の鬱憤を女性にぶつけるアホでロクでもない男どもと、そんなしょうもない彼らに振り回される女たち。時系列は絡み合っていたけど必ずしも複雑・難解というわけでもなく、ミステリ要素に引き込まれた。高畑充希は正確に"ジモヤン"だった。すごい。概念としてのJK、あの時の無敵さと輝かしさをおとなになってもきっと持っている。JK神話の匂いもするけど、3人の女性たちのその後を示唆するシーンもしっかり組み込まれていて、若さに固執してるわけでもなかったから満足。しかし男性がダサく描かれすぎてもはや同情する、界隈で炎上したのでは。女の幸せは結婚だけじゃないけど、結婚を否定するわけでもなかったのが良かった。面白い。みんな、優雅な生活は最高の復讐って言葉を 胸に生き抜いてほしい、男も女も。
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