ねこぼんび

ジャック・リーチャー NEVER GO BACKのねこぼんびのレビュー・感想・評価

3.8
こういう種類のアクション映画(MMIとかボーンアルティメイタムとか007とか…)に対してだけ発動する強烈な健忘症を何とかしたいと思い、レビューをしたためる。(…どうやらもう発動していたようだ…)

1作目の「アウトロー」でも、かなりいい感じになった女性から去っていった一匹狼ジャッククリーチャーだったが、今作でも同じ。
せっかく娘にも会えて、ジャックと肩を並べるくらい強い女性とも素敵な雰囲気になったのに、(疑似家族になれそうだったのに)またまた去っていく…。

うちの夫が良く言う。「一番最高の気分になれるのは、自分にほの字の女性の視線を背中に感じながら、そっと去っていくとき。」
進展させてしまったら「現実」になり替わるけれど、何もしないことで永久に「素敵な男性」として思い起こされる存在になれるわけだ。これぞ究極のナルチシズム!(笑)

ジャックリーチャーも、毎回筋肉を見せつけておきながら、全然手を出してこないし、曖昧な笑顔のままどこへともなく去っていく訳だ。こんな男のことを一体誰が忘れられようか…。(この健忘症の女を除いて…)
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