Mito

ジャック・リーチャー NEVER GO BACKのMitoのレビュー・感想・評価

3.7
2016/11/11 字幕

公開初日!たまたま友人が観に行くというので便乗ー。
開幕した瞬間「訳:戸田奈津子」って出てうわぁ直近3連続で戸田さんじゃないか!ってなりました。聞き取りも頑張らなければ。


内容はといえば……。

……なんか普通になってる?(面白いけど)
前作アウトローは個人的には可もなく不可もなくな作品でしたが、ちょっと古臭い味というか趣が感じられる特徴的なテンポがあったんです。
でも今作は割と普通のアクションムービーな感じで、前作の変な雰囲気はあんまり踏襲してないです。
謎に節操ありな男女関係とかトムが必死にアクションするとことかは相変わらずでしたが、何と言っても今回はカーアクションがほぼ無し。エンジン音だけで進むカーアクションシークエンスが結構特徴的なところでしたので、ちょっと残念。


その代わりに今作、何があるのか!

そう、全 力 疾 走 です。
走るのです。今回はとにかく走るトム、走るヒロイン、走る殺し屋。
鍛えられた軍人たちの綺麗なフォームの全力ダッシュがシュールな笑いと緊迫感を観客に届けてくれます。

逃追走劇としての色が強く、旅の仲間も中々有能でストレスフリーに映画を観ていけるところもとってもよかった。行き掛けに気軽に敵を伸したりするところも痛快だし、所々気を緩ませてくれる笑いどころもあってエンタメとして良い出来です。

そしてそんなエンタメ色をさらに盛り上げるのがなんと「ファミリー要素」。
……「アウトロー」でしょ?無法者どこいった⁉︎「Never go back 」じゃないの⁉︎
と混乱する程度には最終的にいい感じのファミリームービーに落ち着きます。
前よりも痛そうなアクションが減っているし、ボンドとは違って節操有り有りなリーチャー元少佐ですから、今回は家族でご鑑賞されても平気なハートフルムービーとなっております。


使った携帯の数を数えてみたい。ボーンとは違ってiPhoneはあんまり使わない世界みたいです。

トムの目はそのうちくっついて開かなくなってしまいそう。
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