mato

下衆の愛のmatoのレビュー・感想・評価

下衆の愛(2015年製作の映画)
2.1
インディーズ映画界隈を描いた作品。登場する人間は下衆ばかり。アウトレイジよろしく「全員下衆」
泥臭い下水のような世界が展開され、邦画特有のじめっとした感触が一層の心地の悪さを引き出す。

劇中では監督の権力のでかさが印象的。他人の手柄は自らの手柄でジャイアニズム全開。主演の話をチラつかせて女優を抱くのもなんのそのだ。だが、女優側も逆に枕を利用して自らの地位を固め上りつめていき負けてはいない。

本能剥き出しのありありとした人間模様を見つめていくのは、疲労が溜まっていき私にはダメでした。鑑賞後はクタクタ。
mato

mato