告別のangryaoiのレビュー・感想・評価

映画業界で働いていた父は死が近く、懐かしむように、昔撮影した崖から落ちていく馬のフィルムを仲間内で見てるんだけど、その映像の威力がはんぱなくて、、。

崖から落ちる馬は土団子の末路のようにボロボロ形を失っていって、衝撃すぎました。

でも、ほんとそうで、それこそ映画だ、と、劇中のスクリーンに投影される馬を通してのみ思わされ、逆説的にいえば、そのシーンのための家族間のリアル、メタの伏線。冗長すぎた気配はあった。