すとんこ

ケンとカズのすとんこのレビュー・感想・評価

ケンとカズ(2015年製作の映画)
4.0
自動車工場で働くかたわら、″シャブ売り″をしているケンとカズ。
さらにヤバい橋を渡り始めたカズに引っ張られるカタチで泥沼に落ちて行く二人って話☆

カズは、自分たちがサバいていたシャブをこっそり横抜きしていたうえに、縄張り内の商売敵のブツをザバいてたってんだから、元締めヤクザも黙っていません。

ケンは、自分の彼女が自分の子供を身ごもったことで、この仕事から足を洗いたいのに、カズに強引に片棒担がされていたため、共にヤクザの制裁を受けることに。

ケンとカズは、互いに悪態をつき合いながらも友達よりも深い絆を感じさせますが、ケンの関心が彼女へ向いたことにより、カズとの関係がおかしくなった。
ケンとは中学・高校からの付き合いがあるヤクザの先輩も、兄弟のように可愛がっていたケンと、シゴトのこじれから関係が悪化。

ゲイ関係は無いながらも、明らかに男同士の愛情のベクトルのこじれから、今回の悲劇は始まっているように見受けられます。

いつまでも、男同士でバカやっていられたら、という願望や思いが詰まった一本(* ̄ー ̄)☆
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