ハギマニア諸島

バジュランギおじさんと、小さな迷子のハギマニア諸島のレビュー・感想・評価

4.5
『きっと、うまくいく』以来のボリウッド劇場鑑賞。
期待通りのTHE・ボリウッドを見せてくれました!!
山場はふんだんに用意するものの、その乗り越えはノリとダンスで解決してしまう清々しい程の強引さ。笑

でもボリウッドに緻密なIQ高めの展開なんて求めてないのでそれで良し!!

安定の面白さは本作も健在!
メインの軸は、少女を送り届けるという責務ではなく、国境と宗教の違いによる確執の克服、だったりするところが流石。

作中のバスガイドさんが言っていた、「あなたみたいな人がこの国にたくさん居ればきっともっと良い国になる」というさりげないセリフが、実は1番刺さったりした。


そして何と言っても、サルマンカーンが良い味出し過ぎ。
彼の独特の表情が今作の水準をかなり底上げしていたように思う。


なんと今作本国では4年前に公開していたとのこと。日本公開を推し進めてくれた人たちほんとありがとう。

劇場はなんと満員御礼。
みんな鑑賞後何処か緩んだ表情をしてたのが、今作の素晴らしさの何よりの象徴なんでしょうね。