MikiMickle

ファイナル・デッドシャッター 本当にあった呪いのカメラのMikiMickleのレビュー・感想・評価

2.6
『ファイナル・デッドシャッター』
監督フィリップ・エイドリアン・ブース(『デス・トンネル』)

大人気シリーズの『ファイナル・デッド~』……ではないです。
またも違う。『ファイナル・デッド・クルーズ』も『ファイナル・デッド・ゲーム』も違いました。違うってわかってても見る!

幼少期に謎の事故で父を失ったブランドン
大人になりカメラマンになった彼は、祖父の死により屋敷を相続する。
彼の曾祖父のウェントンは、19世紀の有名な死体写真家で、その家を訪れた彼は、曾祖父の古いカメラを持ち帰る事となる。
しかし、そのカメラで撮られた人物が謎の死をとげていく。
そして、その魔の手は、口のきけない息子ボビーにも…

助手のアイビーは、その事実に気づき、ウェントンを研究する怪しい変人教授とコンタクトをとるが…

(19世紀の欧米では、亡くなった家族の写真を撮るのが流行しました。それは、肖像画が高価だった事、銅板写真をある程度安価で撮ってもらえた事、幼少期の死亡率が高かった事が要因です。目を開けたり、ポーズをとらせ、その遺体写真はまるで生きているかのように撮られました。残った遺族はその写真を大切にしていたそうです。)


というストーリーで、雰囲気はよくあるB~C級ホラー。
すごく眠い時に見て、何度か寝てしまおうかとも思ったんだけど、がんばって見れたのは死に方が結構グログロゴアゴアだから!

体を皮膚ごと裏返しされ、雑巾化‼(もっと詳しく見せて欲しかった)
身体中の皮、でろでろ~んびろ~ん剥がれ落ち‼アーンド内臓でろ~ん!
葉巻カッターで指切断ジョッギン×5本‼
口縫われてミイラ化‼
きゃっほ~~い♪なかなかのナイスグロッ

バーニングされたラブ中の夫婦と、たらこ位のヒルたちにチューチューされてるのはCGだから微妙~

全く、死んだ人たち、いい迷惑です。

しまいにゃ、インサイドカメララビリンスみたいな話になっていって、お口あんぐりなストーリー展開
黒幕もでてきたり、呪いや黒魔術や、怪しい素敵なクリーチャーたちも出てきます♪

果たして、なぜこんな事になったのかっ‼それは、過去に恐ろしい事実があったからなのですっ‼
つっこみ所もたくさん‼
頑丈な南京錠を簡単に開けられたり×2回、
息子を守ると言いながら、ほったらかしだったり、あ~もう、そもそも、昔の、動かないでじっとしていなければいけないカメラ(しかも死体撮ってたやつ)で、結婚式の写真を撮るって、プロカメラマンとしてどうなのか(笑)

ブランドン、結構イッちゃってます。
アイビーも別居中の妻も、結構なきつめの顔の美人とは言えない(ごめんなさい)おばさまで、日焼けと強面な顔のインパクトが大きいよぉ
監督の趣味かなw

別にオススメはしないけど楽しめた。

これ、実際に1985年イギリスでおこった、カメラの被写体になった人々がみんな死亡したという連続怪奇事件にインスパイアされたそうです。
よく昔の日本人は、カメラに写ると魂を吸いとられると思い込んでいたしね。
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