顔、顔、顔。
見ているこちら側が叫びたくなる心情共感の中、何がなんだかわからない行動の断片が後半に向かって現実を第三者的に受け止めようとしているジャッキーの姿に集約されていく作りは見事。(その行為が良いか悪いかは別として)
兎角最近はワンカットでナンボ感が溢れる作品が多い中、ガンガンカットが切り替わる作風は新鮮でした。
宣伝写真とかからはわからなかったが、画面サイズもブラウン管のサイズと狭く、作品の閉塞感とマッチしていて過去(風)の粒子の荒れた画像もアクセントとなり良かった。
音楽も決して聴きやすく耳触りの良いものではなかったが、エンドロールまで含めて見事。
キャメロット=英雄譚=ケネディ一族の流れは良く産み出したと関心。
うわー凄いっていうよりもしみじみ良く出来ているなあと感じる作品。
