冬の亡霊

フェアリー・テイル 赤ずきん/最後の赤ずきんの冬の亡霊のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

良くも悪くもフランス映画という印象。ファンタジーというよりはキッチュでやや前衛的な作風が印象的。ポップアートの世界でバレエやミュージカル要素が展開されていく。
森の愉快な仲間達が出しゃばりで若干ウザい(笑)。

早めの段階から血が…微グロ注意。おばあちゃんマジキチで病みかわいい。オオカミが助けるのかと思いきやナイフが飛んでウサギがサクッと死ぬの笑う。

内容の解説を知ってから観たので、ストーリーはスッと理解できた。早回しのおかげでテンポはそれなりに良いものの、ストーリーの終わり方が唐突。一瞬過ぎるしいっそCGは無くてもよかった。個人的には猟師が出てきて助ける王道オチでも良かった気もするが、謎のSF要素が入ってる時点で王道など要らねぇんだよという気概を感じる。

wikipediaにも載ってなかったが、最後の赤ずきん役のエマニュエル・ベアールは同1996年にミッション:インポッシブルでクレア役をしていたとは思えないぶりっ子を好演している。ミニスカートがやけに扇情的。