21.11
日活勢揃いの豪華作品。
邦画では貴重な、ミュージカルを存分に意識した和製ミュージカル&オペレッタ映画 とでもいうべきでしょう。
裕次郎や岡田真澄、フランキー堺はおまけ程度にデビュー後まだまだ新人の浅丘ルリ子に20過ぎたばかりのうぶさが残る芦川いづみ。
歌声の美しいペギー葉山にこの時代の母親像的存在の轟夕起子。
ラストはジーンケリー主演「パリのアメリカ人」(1951)を意識したのでは。
唯一の心残りといえば本来のカラーバージョンが既に存在しないことです。
是非ともカラーでこの作品を見れたなら…。