トムハンクス、久々に観たなぁー
わずか90分の尺に、とてもリアルに実話を映画におさめた作品。
“英雄”
という言葉、アメリカが好きで使いがちなこの言葉を、クリントイーストウッドが皮肉たっぷりに揶揄しているように感じた。
人的要因の考慮
とは正にそうで、前例をもとにした何十回のテスト結果と、前例のない一瞬の判断結果は違う。
上手くいく結果がわかった上でテストをしても、それは上手くいくに決まっているし、やればやるほど精度は上がる。
そもそもの状況の違いを冷静に指摘出来て良かったし、今回の事件に関わる人の背景を見ようという趣旨も良かった。
結果ばかり取り上げられて、事故被害の当事者でもあることを忘れてしまいそうになることや、
ちょっとしたことで死ぬ可能性があった人がいたけども、タイミングよく船がついたことや、
色んな人の判断と行動が良いタイミングで重なったことで、本当に奇跡のように救われたという事実を、見極めることが大切なんだと思った
よくお収めになられた!!