人の夏休みなのに自分の夏休みのような感じで、ものすごい普通の日常なのにものすごい変で、品川区の風景も生活感もリアルなのにやんわりファンタジーでセリフが痛快でクスクス笑える映画だった。
都会育ちの子はこんな世界を生きてるんだなと、果子が見てる風景を羨ましさと世知辛さのちょうど間くらいの気持ちで見てた。
「俺 お前の曲書いていい？」
「やめて」（食い気味に）
冒頭の会話かなり最高だった。
予告編を何回か見ていたので、あの子が包帯でぐるぐる巻きになるあのシーンはいつくるのか？と思いながら見てて、それが分かったとき一番笑った。
夜中に舟で東京湾へ繰り出すシーンは、夏の映画館で中央より前の席で見るのが最高だと思う。
