ありえない話だけど、主人公が感じる一つ一つの感情は、女性が感じるであろう苦労や恐怖になっている。
抑え目な、黒木華の演技が素晴らしい。
臨時の教員をやっている主人公は、ひょんなことからアルバイトの斡旋をしている安室と出会い、様々なアルバイトをすることになる。
結婚披露宴の親族になりすましたり、ホテルの清掃や、豪邸でメイドをする。
後半のどこまで行くのかわからない展開や、クライマックス真白の母の家でお酒を飲むシーンが素晴らしい。
前半は女性が抱える窮屈さが描かれており、後半はそこからの解放が描かれている。
最初の通信で授業をしているときの表情と最後、授業をしているときの表情が違う。
様々な経験を通して、明るく元気になっていく話。