リップヴァンウィンクルの花嫁の作品情報・感想・評価・動画配信

リップヴァンウィンクルの花嫁2016年製作の映画)

上映日:2016年03月26日

製作国:

上映時間:180分

3.8

あらすじ

「リップヴァンウィンクルの花嫁」に投稿された感想・評価

りく

りくの感想・評価

4.2
綺麗な映画

東京では時間の流れも人の流れも、刹那的に過ぎ去っていく

出会う数も多いが、別れの数も相応に多い現代社会

今回の一連の物語を経て主人公は多分成長なんてしてない。でもそんなもんじゃないか。ちょっとした非日常の後は、またいつもの日常に戻るだけ

今この街東京で誰にでも起こりうる、一晩の夢のようなお話なのだろうと感じた
ミサ

ミサの感想・評価

5.0


純白の肌で純白のドレスでゆらゆらと
踊る二人を一生、忘れないだろう。

この二人をこの三時間をこの空間を。
台詞や音楽や雰囲気や映った人物、
全てが頭にこびりつき彷徨うように
現実的でありどこか知らない世界のようで夢のような時間だ。

公開されてから何度観たことだろう。
一日に三回観た時もあったと思う、
どうしてこんなに好きなんだろう。
配信なんかしないでほしい、独り占めしたい映像。
か

かの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

一言で言い表すなんて到底不可能だ〜という感じ。余白だらけの映画。
どこか不思議で混沌としていて、でも随所に現代社会の片鱗も垣間見られる、とても上手いなあと思う映画でした。見入ってしまった。涙が止まらんかった。

陰謀によって歯車が狂い、一見幸せな新婚生活から一転、ななみがどん底へと陥るシーン、AV女優として必死に生きながらも心に大きな闇をかかえる真白の描写、母と娘の葛藤、、、人間ってなんて生きにくい、面倒くさい生物なんだろう、という負の共感。
対して、「コンビニで、私のために袋詰めをしてくれる店員さんを見ると涙が出てくる」「裸になるってこんなに恥ずかしいこと(娘は娘なりに頑張っていた)」、、、みたいな、人間ならではの愛の形に気付かされた時の温かい共感。
人間はいつだって陰陽隣り合わせの生き物だけど、そんな中で皆んなそれぞれ必死に生きてて、そんな必死で不器用な姿に、常時涙が止まらない…という感じでした。

印象的なシーンは沢山あったけど、個人的にななみが偽装家族として結婚式に出席する流れはとても心に残った。
本当の家族じゃない5人が、1日だけ偽の家族に。帰り際、「何だか本当の家族みたいだね〜」というやり取り。これ、メンバーそれぞれに本当の家族がいたら、この台詞って出なかったと思う。だけど、この5人はそれぞれに独り身で、だからきっと偽家族を演じた時に、「本物の家族ってこんな感じなのかな?」っていうどこか憧れみたいなものを通して、通ずる部分があったんだと思う。血の繋がりとか色々あるけど、結局は皆おんなじ人間、家族みたいなものなのかもなあ。
それから、東京って不思議な街だよなあ、と、。沢山沢山人がいて、街歩いてても知り合うことなんてないけど、それがふいな出来事(最近の私の経験で言うと就職の1dayインターン)でおしゃべりして、「このまま飲みいこうよ」なんて言っていつの間にか知り合いになって、でもまた東京の街に散って行ったら誰が誰だかわからない。真白の、「人間って本当に沢山いるよね。1人や2人いなくなったって気付かないよ」って台詞がとても印象的。でした。

世界って不思議だなあ。。
長い時間をかけて噛み砕きたい映画です。

ああ、、!良い映画を観た!
まゆ

まゆの感想・評価

3.5
3時間のボリュームに億劫でなかなか手がつけられずやっと鑑賞。七海のラストの大きな声聞いたら、これで良かったのかな…色々後に引く映画でした。
snake

snakeの感想・評価

-
「わたしにはね、幸せの限界があんの」
「だってさ、この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ」
最初は七海に対してもっとちゃんと主張しなさいよ!っていう感情がでてきちゃう。でもそうなると穏やかで全てを受け入れてくれる七海じゃなくなるから、真白と友達になることもなかったんだろうな

今はSNS時代。レストランも化粧品も映画も、どこの誰が書いたか分からないレビューを見て選ぶことが日常茶飯事。恋人とのファーストコンタクトはネットでってことも当たり前になりつつある。だけど信憑性は如何にだし、自分の幸せを他人と比較しやすくなっているし、多くの人と繋がりやすくなった分離れることも容易だし、結局は自分を信じるしかないんだよな。

クリップリストに埋もれている映画を観よう期間
さなえ

さなえの感想・評価

4.9
長さを感じさせない映画だけどやっぱり三時間は長いしそのあとも考えすぎて疲れた
May

Mayの感想・評価

3.8
岩井俊二監督作品は初めて。
このワールドにハマる人たくさん居るんだろうなぁ。
クラシック音楽の使い方も、主要3役以外の演技が自然過ぎて癖なくて素人っぽいこともフォーカスの当て方も全部全部計算され尽くしてる印象。
Rip van winkleの意味を検索したら「現代版アリスみたい」ってレビューになるほどなと思ったし酒宴のシーンも全部狙いがあったのねと納得……

まだ軽い方かなと本作から見てみたけど、リリィシュシュやスワロウテイルはこれより毒が強そうで見れそうにない……
綾野剛の胡散臭さがすごい。淡々としているけど引き込まれる映画だった。
前半はけっこう引き込まれたけど共感性も低いし、正直途中でちょっと飽きた。

七海にイライラしつつも黒木華の演技力で最後まで何とか持ち堪えた。
普通にその辺りにいそうな感じなのに、ちゃんとしたところでちゃんと役者だなって感じさせる強さと可愛さがあるからすごい。

きっと現代は安室さんみたいな生き方をしてる人が多いんだろうけど、七海のように人を信じやすい、良く言えば純粋な人のほうが紆余曲折しながらも最終的に幸せと思える場所に辿りつくのが早いのかもしれない。

幸せの苦いところと甘いところを味わった感じ。


6/2020
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