MotokiA

ジュラシック・ワールド 炎の王国のMotokiAのレビュー・感想・評価

3.5
■ジュラシック・ワールド 炎の王国 2022/07/27

最新作視聴前の準備の最後。

軍事利用をもくろむ悪人たちの野望は前回からひきつづき、という感じか。
ハモンド氏の共同出資者みたいな人誰だっけ感はあった、第一作とかで言及あったっけ…?

恐竜島でのドタバタ→お屋敷内での鬼ごっこ、と前半と後半で場面転換がはっきりしてるのも飽きなくて良かったかも。
今回もオマージュのショットがあったの良かった。名シーンだから目にした瞬間、あ、あれだ…と分かる。いかに第1作が偉大だったのかも分かる。

火山島は恐竜の絶滅をオマージュしていたのだと思うけど、今はもう存在しないはずの生き物たちが人間のエゴで蘇らされた挙句、また死を迎えるという罪深さのようなものを改めて意識させる場面だった。
取り残された首長竜のシーンは悲しくて美しい演出だった。

今回のボスキャラはDNA操作のなんとかラプトルで原理は意味不明だけどレーザー照射した標的を襲う仕組みとのこと。館の中という閉鎖空間で追い詰めてくる殺人鬼スタイルで前作から趣向を変えてきた感じ。
悪サイエンティストのウー博士しぶとい。

遺伝子操作の話も前回使ってるし、これ以上パワーインフレとかできるのかな、という懸念はあったが人間のクローンの話も絡めてきたか。
パキケファロサウルスが大暴れしてたのがツボだった…かわいい。だいぶ笑った。
(※あとで調べたのでメモ:劇中の恐竜はスティギモロク。だが、スティギモロクはパキケファロサウルスの幼体説もあるっぽい)

ブルーがいい子過ぎてラプトル怖い感がなくなってきちゃってるけど、恐竜もアイデンティティを与えてキャラ立ちさせるのもシリーズの中では大事なのかも。

今回も悪人たち(今回は特に救いようの無いズークー達だった)は無事Tレックスとラプトルの腹の中に納まり一件落着。
そして野に放たれた恐竜たちが最新作に繋がっていく模様。火山島もまだ完全に滅亡した感じではなさそうだし、海に放たれたモササウルスもいるし、翼竜は前作からフリーダムだし色々ありそう。
メッセージ性どうこうよりはエンタメに振った感じで次作につなぐ感じだったけど、最新作が楽しみです。
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