制度上の大人になってしまうと、いろいろいいたくなるのが悲しいところ。
だが今の子どもたちはこれをみてどういう感想を持つんだろうか。ぼくがかつてジュラシックパークを知ったときの興奮、ロストワールドをみたときの絶望と期待を、今の子どもたちはこの作品から得られただろうか。
子どもの気持ちはもうわからないが、いずれにしてもこの作品がどこかの予備軍的連中を駆り立てたなら、そして彼らの人生を狂わせたなら、何度だってジュラシックパークは再建と崩壊を繰り返し、恐竜はアメリカに上陸し続けるだろう。大人の感想は、まあどうでもいいのだ。ウー博士的なるものを殺さないかぎり、この映画はいずれ古典になる。
映画のあとは、ケンタッキーでチキンを買って帰った。