CGのクオリティはいいとして、さすがに「これはないやろ」と思えるシーンが多々ありました。
それなりにハラハラさせるし、それなりにワクワクもさせられるけど、これといった輝きに欠ける作品です。
ジュラシックパークの続編ではなく、独立した単体の恐竜映画として観ればもう少し面白いのかもしれない。
前作が面白かったのは、恐竜にずっと憧れ続けていたグラント博士が実物を目の前にした時の感動を、観客にもうまく感情移入させたからだと思います。
今作には「滅びたはずの恐竜との出会い」というドラマチックな展開はなく、単なるパニック映画になっています。
ジョン・ウィリアムズの音楽は相変わらず素晴らしいし、映像もいいんですが……もったいない。いい素材が揃っているのに、うまく調理できなかった監督の技量不足なのでは?
残念無念。
新しい恐竜映画が観たい。