青キャス

真・雀鬼9 頂上決戦!裏プロvs表プロの青キャスのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり麻雀において、他家の手を読み切ってビタ止めするのはめちゃくちゃ気持ちいいしロマンがある。
確かに麻雀は合理的な確率のゲームなんだろうけど、半フィクションとはいえ確率ゲームの先にあるカッコよさにシビれたよね。わたくしこのデジタル時代にも麻雀における「流れ」とやらを信じている人間なんで。

ときどき麻雀に例えて自分を後押ししているのだけど、人生でめちゃくちゃ厄介なことに直面したときは、アガらなきゃマズい局面で配牌5シャンテンのゴミ手を引いたことを思い浮かべて居る。そういうときは運の悪さを嘆いたり毎巡のツモに一喜一憂しないで、ただただ愚直に無心でテンパイへ近づいていくことが大事だったりするので、流れもそれなりにあってくれると嬉しいのです。
なんだこれ作品レビューでも何でもねえ、ただの一般男性の麻雀観じゃんか。

しかしこれまで復讐に狂ったヤクザとか大金に目がくらむヤツとかしょーもない奴らが散々いたけど、表プロだの出版社だの何だの言って、ポジションキープのために異端者をこき下ろすようなマジメ風なヤツが一番キモかったし、それを蹴散らすのは大変カッコよし。
あと清水健太郎のレザースーツもカッコよかった。そして国士無双オバチャンかわいらしかった。
青キャス

青キャス