JAMES

ミッション:インポッシブル/フォールアウトのJAMESのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ミッション・インポッシブル 第6作目
イーサンとイルサを含む仲間と元妻ジュリアが宿敵にして最強の敵 ソロモン・レーンと謎の敵ジョン・ラークによって翻弄される物語
ストーリーについては過去作と比べてダークで不吉な印象が見られ、今までとは違うミッション・インポッシブルの世界を楽しめた
ミッション・インポッシブルシリーズは毎度アクションの印象が強いというのもあるが、今作ではストーリーの印象がより強く、イーサンの不安をよく描けており、それが夢に出てきたソロモン・レーン、ジョン・ラーク、プルトニウム奪還の失敗、イルサとの対立によって副題のフォールアウト(影響という意味もある)の意味を取っているのではないかと伺える(飽くまでも個人的な考察である)
ジョン・ラーク=オーガスト・ウォーカーというセンはあったが、エリカ・スローンも怪しいというのもあって黒幕探しが地味に難しかった
そのストーリーのダークと観客の不安を助長しているのが音楽
今作の音楽は今までと違っても哀愁溢れるものや不吉を予感させるものが多く、ストーリーに味を出させていて非常に良かった
〆はアクションだが、これは今までで一番スリルを感じた
イーサンとラークによるヘリコプターによるチェイスシーン、並びに崖での戦い
結末は何となく分かるが、それを忘れさせてくれるような不吉なストーリーもあって今作は違うのではないかというのもあったが、ヘリコプターによる衝突や崖から落ちるヘリからの脱出、崖における壮絶な肉弾戦、プルトニウム爆破までのタイムリミットに失敗したかの日の出によるホワイトアウトの演出によって、緊張感を堪能してしまった
作中中盤におけるカーチェイスは2や3のものよりも比較にならず、トム・クルーズ渾身の受身を取るシーンも見られ、これが非常に痛そうに見えた
撮影中に骨折したというのはこのシーンなのだろうか?
いずれにしろ毎度ながらトム・クルーズには拍手喝采
素晴らしいアクションを見せてくれる名優だと思っている
まとめると、今まで一番スリルがあって且つ不穏なミッション・インポッシブルであった
そして、娯楽映画として最高に面白い
JAMES

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