ミッション:インポッシブル/フォールアウトの作品情報・感想・評価

ミッション:インポッシブル/フォールアウト2018年製作の映画)

MISSION:IMPOSSIBLE -FALLOUT

上映日:2018年08月03日

製作国:

ジャンル:

あらすじ

何者かに複数のプルトニウムが盗まれた。標的は<3つの都市>。イーサン・ハントとIMFチームは、その“同時核爆発を未然に防ぐミッション”を受ける。猶予は72時間、だが手がかりは薄く、“名前しか分からない正体不明の敵“を追う中でのミッション遂行は困難を強いられた。 タイムリミットが刻一刻と迫る中、IMFに立ちはだかるのは、イーサン・ハントを疑うCIAが送り込んだ敏腕エージェントのウォーカーで、イー…

何者かに複数のプルトニウムが盗まれた。標的は<3つの都市>。イーサン・ハントとIMFチームは、その“同時核爆発を未然に防ぐミッション”を受ける。猶予は72時間、だが手がかりは薄く、“名前しか分からない正体不明の敵“を追う中でのミッション遂行は困難を強いられた。 タイムリミットが刻一刻と迫る中、IMFに立ちはだかるのは、イーサン・ハントを疑うCIAが送り込んだ敏腕エージェントのウォーカーで、イーサンは彼との対決を余儀なくされる。 そして、いくつもの<フォールアウト(予期せぬ余波)>が絶体絶命のイーサン・ハントに降りかかる。 今度のミッションの不可能は一つではなく、連鎖してたたみ掛けるようにIMFに迫る!!

「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」に投稿された感想・評価

吹替にDAIGOと広瀬アリス。
字幕版は恐らく戸田奈津子。
うーむ楽しみにしてるんだけどなあ……
過去5作品で全てポッシブルしてきたので、流石に今作はインポッシブルするとしての期待
期待を込めて


でも
ジェレミーレナー出ないのかしら(泣)
みなさんはミッション・インポッシブルのシリーズは好きでしょうか。僕は大好きです。トム・クルーズの出演している映画の特徴というのは、とにかくすべての画面でトムが頑張っていることなのですが、トムが製作としても参加しているこのシリーズでは特に頑張りぶりが酷いのです。飛んでいる飛行機しがみついたり自分でヘリを操縦したりスタント無しでアクションをして骨折したりして酷い目にばかり合っています。この頃では加齢とも闘っているトムですが、そんなトムを応援するつもりで映画を観に行っています。

今年、シリーズ6作目「ミッション・インポッシブル フォールアウト(仮題)」が公開されるらしいので、20余年にわたるミッション・インポッシブルの歴史をトムへの愛をこめて勝手に振り返ってみたいと思います。長いので読まなくても良いです。

ミッション・インポッシブル
ブライアン・デ・パルマが監督すると知って少し不安に思ったのを覚えています。デ・パルマは傑作を多く撮っていますが癖の強い作風でメジャー・シーンでヒットをいつも飛ばす監督とは思えなかったからです。しかし興行的にはかなり成功したようです。ロケーションとキャストのせいでしょうかヨーロッパの雰囲気を醸し出した美しい作品に仕上がっていたように思います。あとデ・パルマは女性を美しく撮るのがうまいなあ、と思いました。
僕は先行するTVシリーズ「スパイ大作戦」を見ていませんでしたが有名なテーマ曲や「おはようフェルプス君。今回の君の任務は~」や「なおこのメッセージは5秒後に消滅する」等の決まり文句については知っていました。なのであの(賛否両論とも言われている)設定された真犯人についてはそれなりにびっくりしました。
この映画は全体的に「冷戦後のアメリカの敵とは何なのか」を模索している印象があって、敵の存在が外側でなく内側へ内側へと掘り下げられているようなんですね。なので誰が味方か分からない疑心暗鬼の雰囲気が漂っています。

M:I-Ⅱ
二作目ジョン・ウーによる作品はなぜかこんな呼び方をされていましたね。サブタイトルはまだついていません。
デ・パルマの次をジョン・ウーに引き継がせるというのも乱暴というか冒険です。短い撮影期間で力まかせに作ったような作風になりましたが、これはこれで好きです。秘密兵器やトリッキーな作戦よりもガンアクションやカーアクション、なぐりあい、鳩などが目立っています。イーサン・ハントの髪型も性格もワイルドになって作風に合っている感じです。劇画調なんですね。このあとのシリーズの展開を考えると、この頃はまだシリーズ全体のデザインがまだしっかりしていなかったのでは無いでしょうか。キャラクターも設定もぶれている印象があります。敵の存在が内側に向いているのは相変わらずです。この傾向はミッション・インポッシブルだけでなく他のハリウッド製の映画に共通していて、現在に至るまで続いている気がします。昔ならナチス残党や共産主義者やイスラム原理主義者を敵として設定していたのですが、冷戦後のアメリカの敵というのはそんなに簡単に設定することが出来なくなったようです。「敵がはっきりしない」というのはアメリカやハリウッドの主張する自由や思想もはっきりしないということでもあるように思います。
前作に引き続いてルーサー役としてヴィング・レイムスが出演していますが彼はこの先シリーズにずっと出演することになります。ダグレイ・スコットが演じた敵役ショーン・アンブローズは、もともとはクリスチャン・ベールにオファーしていたそうです。トム・クルーズと顔立ちが似ている気もしますね。

M:i:Ⅲ
僕の印象ではJ.J.エイブラムスが監督し彼の会社であるバッドロボット・プロダクションズを製作に迎えたこの三作目からミッション・インポッシブルの方向性が定まってきたように思います。
IMFのチームの中で誰が裏切るか分からないような緊張感は今作でも継承されていてローレンス・フィッシュバーンやビリー・クラダップもかなり怪しい感じで出演しているのですが、イーサン・ハントはもはや孤独ではなく、ずっと出演しているヴィング・レイムスやベンジー役として新たに登場したサイモン・ペッグなどが最終的に彼との信頼関係を築き上げる展開になっています。チーム・メイトとの信頼関係や家族愛といったテーマが盛り込まれ、それまでずっとあったギスギスとした雰囲気はずいぶん無くなってきました。この新しい方向性はおそらくJ.J.が打ち出したものじゃないかと僕は推測しています。
今、観返すとこの映画はイーサン・ハントとオーウェン・デイヴィアンの個人的なうらみつらみの話でありトム・クルーズとフィリップ・シーモア・ホフマンの存在感のぶつけ合いの話でしか無いですね。何しろみんなが奪い合い、物語の核となっている「ラビット・フット」の正体が何なのか結局最後まで分からないのです。そんなものは何でも良いじゃないかと監督は思っているのかもしれません。J.J.エイブラムスは他の映画でも物語の核が空白であるかのような展開を好んでいる気がします。
映画オタクの作った映画なので演出は超一級で、手に汗握る展開はシリーズ随一じゃないでしょうか。

ゴースト・プロトコル
なんとかっこいいサブタイトルなんでしょう。四作目にしてサブタイトルがつきました。この頃からトム・クルーズの老け具合が顕著になってきましたね。顔がむくんできているというか、たるんできています。人のことは言えませんが。
監督はブラッド・バード。あの「アイアン・ジャイアント」のブラッド・バードです。「Mr.インクレディブル」や「レミーのおいしいレストラン」も作っています。
いくら名作をいくつも撮った監督だからといってアニメーションの監督を突然実写に起用するとはミッション・インポッシブルの製作陣は本当に恐れを知らないです。あきれます。
シリーズの中ではいちばん好きな作品となりましたが、他の作品に比べて昔ながらのスパイ・アクションの様式美を踏襲しているせいでしょうか。前作とは違って「悪の思想的指導者の暴挙を止める」という王道の展開があり、裏返すとジャンパーになる軍服とか視線に合わせて偽の画像を写すスクリーンとか秘密道具が有り得ないほど馬鹿馬鹿しかったり、またもや味方の中に裏切りものがいそうな展開を匂わせておいてラストは清々しいほどハッピーエンドだったり、ややマイルド気味ではありますが気持ちのいいエンターテイメント作品に仕上がっていたように思います。メイキングを見て驚いたのですが撮影中盤になっても脚本は完成しておらず、どこへ向かうのか分からないまま全員撮影に参加していたそうです。アニメーションすべてが子供向けとは思いませんがブラッド・バードは自分の他の作品と同じく子供も安心して楽しめるミッション・インポッシブルを目指したのではないでしょうか。

ローグ・ネイション
「ユージュアル・サスペクツ」のあの凝りに凝った脚本を執筆したことで有名なクリストファー・マッカリーによる監督作品です。監督するのは「アウトロー」に続いてやっとの三作目です。製作陣は相変わらずチャレンジしてます。
正直に言ってアウトローをあまり面白い映画とは思わなかったのでかなり心配してました。アウトローはいかにも演出に不慣れな監督が一生懸命撮ったという印象だったんです。
出来上がった作品は硬質なアクションと仲間との信頼をテーマに置いた堅実なドラマに仕上がっていました。
特徴として今回はIMFのメンバーがすべて過去の作品から継続しているというところでしょうか。今まで作品が変わるごとにルーサー以外のメンバーは再びイーサン・ハントのいるIMFチームには戻っては来ませんでした。(それに上司のアンソニー・ホプキンスやローレンス・フィッシュバーンはどこへ消えてしまったのでしょう)しかし今回のチームは一作目から参加しているルーサー、三作目から参加しているベンジー、四作目から参加しているブラントと全員が言わば気心の知れた仲間であり信頼のおけるチームメイトなのです。一作目のあの誰も信用できないギスギスした雰囲気が嘘のようです。この五作目で三作目から確立した「チームメイトとの信頼関係」といったシリーズの方向性がより強固なものとなったように思います。
さてこの五作目、もとは脚本家のクリストファー・マッカリーが自ら脚本も書き監督もしているので、シリーズの定番をただなぞるだけでなく、さらに捻るような展開が多いように思います。
はじめの(いつもの)CIA本部からの指令が実は敵からの宣戦布告であったり、いつも独力でピンチを抜け出すハントが今回は仲間に助けられてばかりだったり、本来なら女性ゲストが担う筈の「囚われのお姫様」の役をなぜかベンジーがやっていたり、なんと言ってもブラントの微妙な役どころが今回の映画のスパイスになっていました。IMFがその上位組織であるCIAに吸収されブラントがその配下に回るかと思われたときCIA長官役のアレック・ボールドウィン(この配役は彼が20数年前ジャック・ライアンとしてヒラのCIA分析官をやっていた事を思い起こさせます)がブラントに「welcome to the CIA」と言うんです。観客はブラントに裏切られたと思うのですがラストはイーサンではなくブラントのこんなセリフで幕を引きます。「welcome to the IMF」凝っています。
この話は職業スパイの心の内面に踏み入った話であり、政治情勢や思想とは全く関係ありません。敵はアメリカやイギリスの内部にあるのではなく、スパイを使う側とスパイとして使われる側の間、両者の齟齬として存在しているようなのです。スパイの悲哀のようなものが作品全体を覆っています。

フォール・アウト
前作に引き続いきクリストファー・マッカリー脚本・監督です。先日予告が解禁されましたが、ローグネイションのキャストのほとんどが再登場しています。(ブラントが見当たりませんが……)ミシェル・モナハンもいてどうやら離婚したわけでは無さそうです。ストーリーはまだ不明ですが、またしてもトムが老けています。じゃなくて頑張っています。応援したくなってきました。

ところでここまで振りかえって思ったのですが、イーサン・ハントはそのほとんどの活躍をIMFの正規の任務の外で行っているのです。任務に逆らったり、或いはお尋ね者としてIMFやCIAに追われたりしながら。

ミッション・インポッシブルのシリーズは国家間の対立がもはや敵と味方の区分を生み出すわけではない事を暗に、時に明白に語っていたように思うのですが、ローグネイションを経てスパイ達は国家ではなく正義の従属者として、さらに自由に振る舞っていくのではないかと予想しています。そうした自由への羨望がミッション・インポッシブルだけでなく、ボーンシリーズや007シリーズ、キングスマンなどすべてのスパイアクション映画を我々が飽きもせず見続けている理由の一つのようにも思っています。
AKO

AKOの感想・評価

3.8
安定の面白さ!

誰か見ても誰と見てもいい映画

今回のアクションどれも好き!
でもイーサンハントふつー死ぬよ?って場面多数 笑