やんけ

日本で一番悪い奴らのやんけのレビュー・感想・評価

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)
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今では考えられない労働環境、価値観、正義のあり方があった。
組織や団体に属するとその中で正義のあり方が変わり、価値観も変わっていき知らぬ間に組織の中で讃えられたいと思うようになるのである。
しかしその組織の中で讃えられることが人間として偉いのか、正しいのか判断がつかなくなっていき、この映画のように法を犯すまでに至っていくのである。
それが正しいのか、罪なのか、誰も分からない。
法を犯しているのでこの主人公は間違っていると思ってしまえばそこまでであるが、果たしてそれで終わってしまっていいのか。
最近死刑が執行されたことで再び話題に上がっているオウム真理教など、いわゆるオカルト集団にも同じことが言えると思う。
彼らは彼らなりの正義のもと行動した結果大きな過ちを犯してしまっているが、果たして彼らは本当に悪意のある行動なのであろうか。
もしかすると彼らはいいことをしているつもりなのかもしれない。
この映画の主人公諸星警部も警察の中で実績をあげるため、誰かの生活のため、自分のとった行動を正当化してしまっていたのかもしれない。
悪はどこにあり、誰が罰せられるべきなのか、国が悪いのか、組織が悪いのか、そして諸星警部が悪いのか誰が悪いのか分からない。
しかし、日本は法治国家であり法のもとに私たちの生活、安全は守られ、経済が動き、豊かで幸せな生活が送られているのである。
私たちは生きるため、幸せに暮らすために法律を守らなければならない責任と義務がある。
そのためにも、私たちは組織や団体が法を犯すこと、民意に反することを賞賛し斡旋するような環境を冷静に判断し、拒絶する必要があると考える。

いや綾野剛の服装ドンピシャでかっこええし、エロシーン多いしものすごええ
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