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現代好色伝/テロルの季節のlagのレビュー・感想・評価

現代好色伝/テロルの季節(1969年製作の映画)
4.2
盗聴器しかけて団地の隣の部屋に張り込むも聞こえるのは他にやることがない堕落した毎日だけ。あんな金玉の腐った奴殴り殺してやりたい。無駄なことに血眼になって偽善者ぶるより女ふたりに囲まれて至れり尽くせりで生きてた方がよっぽどいいよ。

夢を見るのもいい加減にしろゲバラと自分と見分けがつかないような奴らを集めて一体何ができる。あれほどの情熱で主張しそして我々がとった武装闘争の道こそが帝国主義で確立された困難かつ複雑な状況を理解する中で到達したボリシェヴィキ的連帯を忘れてお前のマルクスとトロツキーとパリコミューンはどこいった。残るのは極度の疲労と倦怠と空疎と機動隊への私怨。ユートピアの実現か目の前にのしかかる未来そのまま。俺は貴様を殴るっ。風になびく日章と星条旗。空港へ向かう高速。新宿ミラノ座のポスターにはレオーネのウエスタン。十一月決戦は終わる。
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