はな

何者のはなのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
3.0
原作と映画の最大公約数、といえば大変偉そうですが…
恥ずかしながら原作への想いが強すぎる故、再現されてるかなレイプされてないかなという視点が優先されてしまい、映画として純粋な評価を下すことが出来ません。悔しい。
ただ、原作の軸と映画の軸はきちんと合っていたし、何より97分にまとめあげる監督の根性と執念が凄い。

しかし、それだけと言えば、それだけです。
2016年という類稀なる邦画豊作市場を生き抜いていけるのかどうか、というと、難色。

旬なキャストを入口に観た多くの人が、就活の話だけど就活の話じゃないよねっていう、これって、他人を観察するということ自体へのイデオロギーだと思うので。
そこを感じ取ってくれるといいなと思います。
はな

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