AYAKA

何者のAYAKAのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
3.0
20.10.17 今年の3月から本格的に就職活動を始め8月まで続けていた身なのですが、就活のリアルが詰まっていてひたすら"分かる"と"苦しい"という気持ちだった。私の場合は、内定をいくつか貰ったんですが納得のいく企業ではなくもう少し頑張ってみよう、という思いで8月まで続けていたので、作中の就活生とは少し違う立場にいたのかなと思う。それでも途中過程は何度も見た・経験した光景で合説会場や筆記試験会場のシーンは震えた。もう2度と経験したくないな〜 SNSが出てくるのも現代の就活っぽくて。今の就活は何でもネットネットなんです... 就活生同士が「情報収集」という名のもと集まってたけど所詮は上辺だけの付き合いの人間同士で、見栄張ったり自分の就活状況を明かさなかったり嘘ついたり。まぁ就活ってデリケートな部分あるから分からなくもないけどこれって側から見たら滑稽ですよね。
拓人(佐藤健)はSNS中毒みたくなってて裏アカまで作って誰かを見下してないと駄目で、留学経験のある理香(二階堂ふみ)は英語力や意識高い系行動で周りとは違いますよって虚勢を張ってないと駄目で。光太郎(菅田将暉)みたいな就活対策とか何もしてないのに直ぐに内定もらっちゃうみたいな子って作中の光太郎も言っていたけど「就活が得意」なんですよね。ここ言ってること分かりすぎて大きく頷いた。
もうとりあえずひたすら分かりすぎて怖くて、就活前と就活中に観なくてよかったと思った。
2日前に『ナラタージュ』で見た有村架純ちゃんとはまた少し雰囲気が違って、目が死んでる感じが就活中の就活生という感じがしてとっても良かった。
岡田将生くんは大好きだけど、岡田将生くんが演じた隆良みたいな奴は嫌い。
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