めぐろ

何者のめぐろのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
3.7
人間の本心本質って日常の呟きに宿るのかなって悉く思い知らされた

とーにかく佐藤健が陰湿
なんてこったあんなツンデレドS医師やってたけど、こんなにジメジメした役も出来るのは役者だなと実感。
Twitterヘビーユーザーとしては、そんなにオープンにツイートできるのはやっぱり自己顕示欲だし、他人のそういう面を貶してるのに矛盾してるよね、
1番客観視してるようなキャラだけどそうでもないのかもな

菅田将暉はあぁこういう大学生いる〜!ってタイプを見事に演じてる凄い。
有村架純は大学1年の垢抜けてない感じがとてもリアルだった…
二階堂ふみの取り繕ってるような明るさとプライドの高さはなんだか自分と重ねてしまって何だか胸が痛む

佐藤健と二階堂ふみのシーンは就活とかそんなん関係なく人間味ある感情。内定取れなかった時を思い出した。

結局ギンジはなんだったんだ…本来なりたかった姿?って解釈で合ってる?


どこか感じてた「違和感」から伏線回収していくラストの演出がとても好み。そんなに裏切られた〜〜〜!感はないけど!

就活する前に観たらまた感想が違ったんだろうな…
今だって「何者」にもなれてないし、何者かになれる時なんていつか来るんかな〜
何者かになろうとなんて思ってるうちは出来ないのかも。
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