チャウ

何者のチャウのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
3.5
就活中に観るとやばいとか言われてたからビビって観なかったんだけど、いざ観たら思ってたほどではなかったかなという印象。

たぶん私が経験した就職と少し違ったっていうのもあるし、本で読んでたからある程度分かってたっていうのもある。タクトやリカのことを「痛いな〜」って簡単に蔑んだり、冷笑したりすることもできないし、就活のシステムが馬鹿げて見えるのもわかるし、なんか怖いとかよりも「そうだよな」「こういうキャラ自分にもいるわ」みたいな気分になった。

にしても今回のこのコロナで就活もだいぶ変わって、ある意味良かったのかもしれないと思った。スーツ着て外に出るっていう機会が本当に少なかったし、友人とも会えなかったから、良くも悪くもこの映画で描かれてるようなヒリヒリ感をそんなに感じなかったような気がする。
ただ、私の場合は、就活の"おかげ"でたぶん人生で初めて自分についてすごく考えたし、自分は何者でもないことにも向き合わされたし、将来についても現実的に考えたり、究極「生きる」ってこととか人生とかについてすごく考えさせられた機会だったな〜と、個人的に今までそういうことをちゃんと考えたことなかったから良かったような気がする。今思えばだけど!(笑)。
にしても家族にすごい支えられたな〜特に兄。
(映画の感想じゃなくて自分の就活の感想になった…)
チャウ

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