このレビューはネタバレを含みます
カトリーヌ・ドヌーヴ目当て鑑賞したけれど、最後まで観るのがかなり辛かった…。
少なくとも、非行少年が愛を知ってる更生する感動物語ではない。
マロニーの問題はどう見ても更生施設で対処出来る問題を超えていて、これは病院も一緒にならないと難しいのでは。
最後に子供が出来て中絶するとなって初めて愛のなんたるかを知って更生したような演出になっているけれど、映画の3分の2で感情の爆発を抑えられず、その突発的な怒りで妊婦に暴力を振るう少年が、それだけで更生出来るのかはかなり不安。
ギリギリなんとかなりそうなのは、彼女の母親が更生施設側の人間でマロニーも娘も孫も見捨てなさそうなところかな…😥
でもマロニー以外にも更生が必要な子供は山のようにいて、表面上落ち着いたマロニーの事まで行政は手が回らないのは現実的かも…。
ラストはどうしても、これからの彼の人生を考えてしまう。