観終わったあとこんなに疲労感を感じる映画は塚本晋也監督の『野火』以来です。
キャラデザやトーンから察するお洒落なアニメ映画では決してない。
それくらい頭と胸に突き刺さる、『君の名は。』と比べて真逆の方向性に振ったヘビーなテーマをやってのけた京アニに賞賛です!
これは誰しもが経験したことあるんじゃないか?!イジメの「当事者」、「被害者」、「傍観者」をこの作品は真っ向から向かい合ってるんじゃないでしょうか?
登場人物達は高校生ですが、ヒロインの聴覚障害を持つ西宮さんもタフに見えて、抱え込んでいた苦悩。
壊したものを取り戻したい再生の物語であり、自分が他人を理解することって何なんだろう?
と気づかさせられる。
君の名は。感覚でカップルで観に行ってる連中、(ZMAざまぁ!)と思いつつ、僕も観終わって本当疲れた。
アニメとはいえ、こういう映画が全国公開してることにさえ喜びを感じました!