小学6年生の時にいじめていた将ちゃんと、耳にハンディキャップを持っていることでいじめのターゲットとなっていた硝ちゃん。高校生になり、その2人が再開したことで同級生との関係性が徐々に変化していく話。
いじめの加害者と被害者。また、いじめてたことが自分に返ってきて逆に孤立しまう加害者という重い設定だった。
『いじめていた自分が笑っていることは許されるのか』と思うほど罪の意識に悩まされている将也と『私といると不幸になる』と思うほど自分の存在に否定的な硝子。そんな2人がようやく自分を少し受け入れられたような気持ちを感じることができる、『生きるのを手伝ってほしい』という台詞はとても心に残った。
