反政府活動禁止の一環でヘルメット禁止→鍋を被ってプロテスト、というところはたくましい民衆のユーモアと風刺の力に笑い感動したけれど、どんどん官憲の暴力がエスカレートしていく様は本当に恐ろしい。「怖い、でも明日怯えたくない」「死ぬのは怖くない、ここで勝てば僕らは自由世界の一員だ、僕らは奴隷にはならない」「（幼い娘に行かないで、私が大きくなったらやっつけるから、と言われた父親が彼女に言ったという）今やっつけなければ誰にも手が出せなくなる」。忘れられない言葉。全く他人事ではないとも思った。ここに登場した人たち、ロシアが侵攻してきた今、どうしているのだろうか。
