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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘いのzhiyangのレビュー・感想・評価

3.0
これを見たからといって、どうして今こうなってしまったのか理解が深まる段階ではもはやないのだと思う。が、その後のクリミア併合やドンバス紛争を経て「今」に至る直接的な背景として見る価値は十分ある。頭でなんとなく武力紛争を含む対立が続いていたことは知っていても、当時の生々しい映像を見ると、今の戦争はこの映画が映している武力闘争の続きとしてあるように感じる。多分だけれど、キエフの内側から見ているとなおさらそうなのではないか。「大きくなったらやっつけてあげる」と止める娘に対して父親が返した「今止めないと、手がつけられなくなる」という言葉があまりにも重い。重すぎる。
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